ミクロの扉 埼玉大学教育学部金子研究室

 ムジナモは、モウセンゴケ科の多年草で、水中の小動物を食べる食虫植物です。

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〜ムジナモの花〜

 ムジナモは夏にまれに花をつけます。30℃を超える日が続くと昼間に開花することがあります。
開花している時間が短いため、「幻の花」とも呼ばれています。

自然な色で着色された走査電子顕微鏡画像を見ると、感覚毛、消化腺毛、吸収毛があることがわかります。感覚毛に獲物などが触れると葉が閉じる仕組みになっています。消化腺毛からは獲物を消化するための液が出ます。しかし、吸収毛はどんな仕組みがあるかまだ分かっていません。

次に、ムジナモの捕虫葉を光学顕微鏡と走査電子顕微鏡で見てみましょう。

〜ムジナモの捕虫葉〜

 ムジナモには捕虫葉という水中の微生物を捕まえるための葉があります。
ムジナモの捕虫葉は二枚貝の貝殻のような形をしており、この捕虫葉が閉じることで水中の微生物を捕まえます。葉を閉じるスピードは植物の動きのなかでも世界一と言われています。

ムジナモの花を走査電子顕微鏡で撮影し、自然な色を着色しました。

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ムジナモ Ver.2 カラーSEM版